2016年9月6日火曜日

木村興楽園の窯焚き終了、作品が完成

木村興楽園(当NPOメンバー)の窯焚きが終わりました。

先週の23日に私(筆者)が見学で木村興楽園を訪れたときは、窯焚きの真っ最中で木村興楽園の若手作家木村邦生氏がその窯焚きの様子を見せてくださいました。
そのときの様子は先週公開した本ブログの記事お伝えしていますので、先週23日の窯焚きの様子についてはその記事をご参照ください。
>木村興楽園で窯焚きを見学(8/23)

そして今週の8/30に再び木村興楽園を訪れ、完成した作品いくつかを木村興楽園の備前焼作家木村茂夫氏(木村邦生氏の父)に見せて頂きました。

まずは木村茂夫氏自らご自身の作品を見せてくださいました。


美しい土の色の酒器でぬくもりを感じます。お酒のおいしさを引き出してくれるでしょう。


重厚感あふれる花入れができました。
備前焼の特色である土の色は花の鮮やかな色と美しい対称を成し、花の色を引き立たせてくれるでしょう。

続いて木村茂夫氏のご子息の木村邦生氏作の花入れを見せて下しました。
繊細な作りの作で、親子でともに花入れを作りながらその作風に違いが出ています。
息子として伝統を受け継ぎつつ自らの個性を出していこうという努力と工夫を感じます。

もう一品木村邦生氏の作品を紹介させて頂きます。
 
鳳の絵が彫られた皿でこの作品もまた繊細な美しさを感じます。
先週の窯焚きで作った作品ではありませんが、木村邦生氏の個性を感じれる作品になっています。

こうして親子の作品を見比べると今度の窯焚きでは、父である木村茂夫氏の作品は大御所の作家らしく重厚なスタイルの作品を、息子の木村邦生氏は繊細で細やかな作品をそれぞれ作っています。
機会がありましたら木村興楽園に足をお運びいただいて、木村茂夫氏・邦生氏親子の作品を見比べてそのスタイル、こだわりの違いを感じて楽しんでください。

 

木村興楽園 


〒705-0001 岡山県備前市伊部667
電話:0869(64)2064
FAX:0869(64)2864
営業時間:9:00~18:00
休み:1月1日
駐車場2台
窯の見学可(※予約不要)

0 件のコメント:

コメントを投稿