2016年5月26日木曜日

備前での婚活・合コンは「くろすろーど」



備前市伊部の酒場「くろすろーど」は、店舗を婚活や合コン等のイベント会場として提供しています。
最大収容人数は12名まで。料理・予算は応相談とさせていただきます。
お気軽にご相談、お申し込みください。
お問い合わせは、0869-92-4468まで。

2016年5月25日水曜日

NPOメンバー運営企業団体紹介第三弾・木村興楽園

NPOメンバー運営企業団体紹介、第三弾は木村興楽園です。

ルーツ
長い伝統を持ちながら外国人の方にとても親しみやすい窯元
木村興楽園は江戸時代の作家初代木村長十郎を祖とする備前の中でも屈指の名門で、長い伝統と歴史を持つ窯元です。
現当主木村純雄氏(作家名は木村長十郎友敬)で十五代目になります。
木村興楽園の当主は代々長十郎を名乗ってきましたが、十三代目からは長十郎友敬を襲名するようになりました。
現当主木村純雄氏は大阪大学卒業の秀才で、前職は英語教師でした。
その語学力を活かし、備前焼の窯元を訪れる外国人観光客の応対を一手に引き受けていることもあります。
また米国、カナダなどの駐日大使の訪問を受けるなど国際交流にも尽くしています。
木村興楽園は長い伝統を持ちながら、外国人の方にとても親しみやすい窯元でもあります。

茶器や花入れ等の器を得意としている

木村興楽園は窯元としては、茶器や花入れ等の器を得意としています。
当NPOメンバーの木村興楽園備前焼作家の木村茂夫氏は特に花入れにこだわりを持ち、「花入れは備前焼本来の地味な色で花の鮮やかな色彩を引き立たせる。まさに備前焼に一番らしい作品だと思う。」(木村茂夫氏)と話しています。
そして器を得意としつつ作品のバラエティも多彩で、獅子や兜の置物を手掛け美術業界で高い評価を得ています。

木村興楽園と二宮尊徳(二宮金次郎)

木村興楽園は実は教育現場と深い関わりがあります。
皆さんの小学校の校庭などで二宮尊徳(二宮金次郎)の像を見かけたことはありませんか?
実はその二宮尊徳の像を手掛けたのは木村興楽園かもしれません。備前は学校の校庭にある二宮尊徳像の一大産地であります。そして木村興楽園は備前でも屈指の二宮尊徳像製作者です。
木村興楽園は戦前より全国各地の二宮尊徳像を手掛けてきて、特に金属が不足していた戦時中においては備前焼の二宮尊徳像を国の要請で多数手掛けていました。
その一部は当時日本の支配下にあった中国の満州や朝鮮半島など海をわたったものもあると言われています。
そして現在でも、木村興楽園は学校より注文を受けて多くの二宮尊徳像を創り続けています。

近々土ひねり体験開催を準備
最近木村興楽園は新しい窯を新築しました。今までは木村興楽園として一般の方の土ひねり体験を受け付けていませんでしたが、窯新築に伴い近いうちに土ひねり体験を実施するそうです。
詳細な日程はまだ決まっていませんが、日程は決まり次第当ブログにて告知させて頂きます。

木村興楽園
〒705−0001 岡山県備前市伊部667
電話:0869−64−2064
FAX:0869−64−2864
営業時間:9:00〜18:00
休み:1月1日
駐車場有(2台)
窯元見学可(※予約不要)
土ひねり体験準備中(※現在は不可)

NPOメンバー運営企業団体紹介第一弾・柴岡陶泉堂

NPO備前焼タウンプロジェクトのメンバーは備前焼作家を中心としつつ、神社の宮司やお寺の住職、工作機械開発や醤油醸造の企業経営者など実に多彩な顔ぶれがそろっています。
そこで、当ブログでは随時NPOメンバーの運営する企業や団体(備前焼窯元や企業等)を紹介させて頂くこととしました。
NPOメンバーのリレーインタビュー同様に不定期の更新となってしまいますが、お付き合いいただけたらと思います。

第一弾・柴岡陶泉堂

第一弾はリレーインタビューと同じく、柴岡正志代表経営の柴岡陶泉堂です。

ルーツ

創業期(初代香山氏の時代)
備前焼窯元香山窯・柴岡陶泉堂は初代香山氏(現当主正志氏の祖父)によって大正元年創業、百年以上の伝統を持つ由緒正しい窯元です。
創業当初は現在の香山窯・柴岡陶泉堂にある地より別の場所で運営されていましたが、昭和六年に初代香山氏によって現在の地に移りました。
初代香山氏は当時交通手段の未発達の時代の中、山形等遠方の地にまで備前焼の販売や普及に力を注ぐ一方で、多くの陶工を育成しました。
終戦後は二代目香山氏(現当主正志氏の父)に窯元を譲り、備前農協組合長や備前町議会議員などを務め公益的な活動に取り組まれました。



飛躍の時代(二代目香山氏の時代)
二代目香山氏の代では、香山窯・柴岡陶泉堂は飛躍的な発展を遂げます。二代目香山氏の下、のぼり窯、陶房、自宅店舗、角窯を築き、今の香山窯・柴岡陶泉堂の礎が出来上がりました。
二代目香山氏は個人の作家としても数多くの業績を残されています。昭和三十六年には二代目香山氏の作品が昭和天皇の天覧を賜り、昭和五十八年には備前焼の伝統工芸士に認定され、その他にも入選の栄誉を賜る作品を数多く作られました。

伝統の継承と新しい挑戦(現当主三代目香山氏・正志氏と二人の息子力氏・久氏)

そして現当主三代目香山氏である柴岡正志氏は、父二代目香氏同様に数多くの入選を果たし、平成二十年には伝統工芸士の認定を受けられました。
正志氏の二人の息子である力氏・久氏も曾祖父からの家業を受け継ぐ形で備前焼作家の道に進み、伝統を受け継ぎつつ常識に囚われない斬新な作品(動物、ロボット、恐竜をモチーフにした作品等)を作り出しています。
備前焼窯元香山窯・柴岡陶泉堂は「素朴な作風・土と炎の自然美・実用性」をモットーに、創業時より実用性を備えつつ芸術性をも追及した作品を世に送り出し、現在では数多くの備前焼窯元の中でもとりわけ高い評価を得ています。

青備前()へのこだわり
備前焼窯元香山窯・柴岡陶泉堂は代々、青備前といわれる備前焼古来の伝統的製法で作られる作品を強みとしています。青備前とは、漆等の塗料を一切使用せず窯の中の酸化還元反応によって作られる鮮やかな青地の備前焼です。その歴史は大変古く、室町時代には既に青備前は作られていたそうです。ただし青備前とは実は非常に希少な作品で、意図的に作り出すのは技術的に難しいものと言われています。備前焼の窯では一度に数百もの作品を焼き上げますが、その中で青備前に慣れるのはごく一部でしかありません。
その青備前を香山窯・柴岡陶泉堂はこだわりを持って取り組んできました。特に二代目香山氏が青備前を得意として、昭和天皇の天覧を賜った作品も青備前の作品でした。
そして現当主正志氏も香山窯柴岡陶泉堂の伝統受け継ぎ、青備前に注力された作陶を続けられています。

※青備前とは
青備前とは、漆等の塗料を一切使用せず窯の中の酸化還元の還元反応によって作られる鮮やかな青地の備前焼です。
その歴史は大変古く、室町時代には既に青備前は作られていたそうです。
ただし昔は青備前とは実は非常に希少な作品で、意図的に作り出すのは技術的に難しいものと言われていました。現在では塩を使って意図的に作り出す技術が確立されています。ただし現在でも塩を使わない自然の青備前も創られています。
備前焼窯元香山窯・柴岡陶泉堂は青備前にこだわりを持って取り組んできました。特に二代目代表香山氏が青備前を得意としていて、昭和天皇・皇后両陛下の天覧を賜った作品も青備前の作品でした。
そして現代表正志氏も香山窯柴岡陶泉堂の伝統受け継ぎ、青備前を重視された作陶を続けています。


窯元の見所
まずは窯。窯の種類、燃料、大きさ等に注目してほしい。そして手作りの風景を見てほしい。(柴岡正志代表)


訪れる人へのメッセージ
親子三人、父(正志)と息子(力氏・久氏)の作品を見比べてほしい。
父(正志氏)の青備前など伝統的製法によって作られた作品と、伝統を受け継ぎつつも新しいもの(恐竜・ロボット等)にチャレンジをする息子(力氏・久氏)の作品を見比べて、その違いを味わって楽しんで頂きたい。(柴岡正志代表)

沿革
大正元年
初代香山氏(現当主三代目香山正志氏の祖父)が備前市伊部東にて創業
昭和六年
現在地に移転
終戦後
二代目香山氏(現当主三代目香山正志氏の父)が陶泉堂を引き継ぐ
昭和三十六年
二代目香山氏の青備前の作品が天皇・皇后両陛下の天覧を賜る
昭和四十六年
のぼり窯を築炉
昭和五十三年
陶房を新築
昭和五十六年
のぼり窯を築炉
昭和五十八年
二代目香山氏が備前焼伝統工芸士に認定
昭和五十九年
店舗を新築
平成十年
柴岡正志氏(現当主)、三代目香山を襲名
平成二十年
正志氏、備前焼伝統工芸士に認定

柴岡陶泉堂
〒705−0001 岡山県備前市伊部669
電話:0869−64−2162
FAX:0869−64−2165
営業時間(9:00〜18:00)
休み:1月1日
駐車場有(5台)
窯元見学可(※団体客のみ、要予約)

NPOメンバー運営企業団体紹介第二弾・木村一陽窯

NPOメンバー運営企業団体紹介第二弾は木村宏造代表経営の木村一陽窯です。

NPOメンバー運営企業団体紹介第二弾・木村一陽窯


ルーツ:歴史は新しいが長い伝統を継承する窯元

木村一陽窯は現当主木村宏造氏の父一陽氏の手によって創業されました。
木村一陽氏は窯元木村興楽園の出身で、木村興楽園より独立して一陽窯を創業されました。
木村興楽園は備前でも屈指の窯元で、江戸時代から続く名家です。
一陽窯は現当主木村宏造氏で二代目ですが、木村興楽園のルーツを継承しており備前でも有数の歴史と伝統のある窯元です。

日用品に力を入れた作陶

創業者一陽氏(現当主宏造氏の父)が「使いやすい器づくり」をモットーに日用品を重視した作陶をしていました。先代の思いを受け継ぐ形で、現当主宏造氏も「使いやすい器づくり」をモットーに生活に密着した作陶に力を入れています。一陽窯の併設する店内は、盃や茶器など多種多様な日用品が並び見る楽しみを味わえます。

作品の幅は広い
大掛かりな作品や現代的なデザインを取り入れた作品も

一陽窯は日用品を重視する一方、大掛かりな作陶も行っています。現当主宏造氏が大学時代に学んだ彫刻の造形技術を活かし、人物や動物の備前焼像を手掛けています。また現代的なデザインを取り入れるなど、作陶の幅を広げています。

沿革
沿革
備前焼窯元六姓で御細工人を務めた江戸時代の備前焼作家、木村長十郎(木村興楽園の創業者)を始祖とする。
昭和22年
13代目木村長十郎友敬の次男木村一陽(伝統工芸士)が、1947(昭和22)年に本家木村興楽園から独立して一陽窯創業
平成元年
木村宏造氏が一陽窯現当主に
平成二十三年
木村宏造氏、備前焼業界の最大規模の団体岡山県備前焼陶友会の理事長に就任

木村一陽窯
〒705−0001 岡山県備前市伊部670
電話:0869−64−3655
FAX:0869−63−0323
営業時間:9:00〜17:00
休み: 無し(年中無休)
駐車場有(3台)
窯元見学可(※要予約)
土ひねり体験可(※要予約、1日1組、1組20人まで)
料金は料金土500gにつき税抜¥4000、送料は別

NPOメンバー運営企業団体紹介第四弾・備前天津神社

NPOメンバー運営企業団体紹介、第四弾は備前天津神社(日幡宮司)です。

ルーツ
ご神託によって場所を移転し疫病鎮める

備前天津神社の創建は応永18年(1411)と言い伝えられています。
創建当初は現在の地と別の場所にありましたが、天正7年(1579)に御神託により現在の場所に移ったそうです。
その当時の備前伊部は疫病によって苦境に陥っていました。そんな折、当時の村長の夢に神様が出てきて「神社の場所を移せば病は鎮まる」というお告げがありました。
それがご神託で、ご神託通り神社の場所を移すと病が鎮まったそうです。
そしてその移った場所にある神社こそが今の備前天津神社で、備前天津神社では村長の夢でご神託を告げた少彦名命(すくなひこなのみこと)という神様を祀っています。
(岡山県神社庁HP参照)

病気平癒・学業成就・陶業繁栄の氏神様
備前天津神社は病気平癒・学業成就・陶業繁栄の氏神様としてあがめられています。
(岡山県神社庁HP参照)

病気平癒
備前天津神社の祀る神様少彦名命は祀っています。少彦名命は医薬・病気平癒の神様であり、前述の通りご神託によって病を鎮めたことにより、備前天津神社は病気平癒の氏神様として敬われています。

学業成就:菅原道真公との関わり
備前天津神社は学業成就の氏神でもあります。
備前天津神社が学問の神様となったのは学問の神様として知られる菅原道真公との関わりによってです。当時の備前伊部には道真公の菅原家が管理する荘園領がありました。そして、道真公が九州に移る際に備前の地に休憩に立ち寄られました。道真公が休憩中に腰掛けたという石は履掛石と言われ、今の伊部西にある履掛天神宮に残されています。こうした道真公と備前の地の深い関わりにより備前天津神社は学業成就の氏神としても崇められています。

陶業繁栄:備前焼の郷の氏神様として

備前天津神社の最大の特色は、何と言っても備前焼の郷の氏神様であり備前焼との関わりが深いことでしょう。神社の神門・随身門の屋根瓦は備前焼製で参道脇に備前焼窯元作家らの多数奉納されており、神社の境内は備前焼で彩られています。また毎年5月15日には、備前焼業界最大の団体岡山県備前焼陶友会会員が参列する例祭が行われています。
(全国商工会連合会HP参照)

歴史的建造物として

天津神社の歴史は古く、応永18年(1411)以前の創立で、御神託により現地に移ったのは天正7年(1579)と言われています。
建物の歴史的価値も高く備前市市指定文化財に指定されています。
「本殿は、延宝6年(1678)の建築で蟇股、虹梁、木鼻の繰形が特にすばらしい流れ造りの堂々とした一間社で、江戸前期の一間社建築としては例のないすぐれた建築である。」(備前市HPより)

神社としての取り組み

備前天津神社では年間を通じて種々の催し事、お祭りを行っています。
備前という地域の特性上、備前焼関係者が関わる行事が沢山あります。
また最近力をいれているのは次世代への伝統の継承です。
神社体験という行事を実施し、子ども達に礼法や作法の伝授、神話の読み聞かせ等を行っています。
神社体験では、茶道やお正月のお飾り作り、備前焼の土ひねり体験等、実践的な学習も行われています。

備前天津神社
〒705−0024 岡山県備前市伊部629
電話:0869−64−2738
駐車場有(5台)

2016年5月21日土曜日

バー「くろすろーど」ついにグランドオープン!&営業日も増加!

当NPOのメンバーである竹田俊亮氏が経営の備前市伊部のバー「くろすろーど」がついに昨日グランドオープンしました!
そしてグランドオープンに伴い「くろすろーど」は営業日を増やしています。
(当初営業日は木・金19:00~23:00&土・日17:00~23:00でしたが、グランドオープン後の営業日は水・木・金・土・日17:00~23:00になっています。)
スタートラインに立ち、店主竹田さんの気概が強くなったことを感じました。
今後困難が続くと思いますが、バイタリティー溢れる彼でしたら困難を乗り越えていってくれると期待できます。
当NPOとしても彼のチャレンジを全力で支えていきます。
地域の皆様も何卒応援よろしくお願い致します。

2016年5月12日木曜日

森泰司氏宅で会議

今日は、当NPOメンバーの備前焼作家森泰司氏のお宅でNPOの会議をしました。今日の会議には、普段忙しくて余り会議に参加できなかった若手メンバーも駆けつけてくれました。
彼は若手らしく鋭い角度の意見を提示し、普段よりも有意義にな会議になりました。今日の会議を活かして成果につなげていきたいと思います。

写真は備前焼の湯飲みで、会議の合間にその湯飲みでお茶を頂きました。備前焼の湯飲みで頂くと、いつも以上にお茶を美味しく頂けます。

2016年5月11日水曜日

当NPO会員、備前市伊部にバーを新規開店予定(グランドオープンは5月20日)


当NPOのメンバーである竹田俊亮氏が備前市伊部にバー「くろすろーど」を新規開店します。
彼は関西出身で、一旗上げるために遠く岡山備前まできたバイタリティーあふれるチャレンジャーです。
開店(グランドオープン)は5月20日を予定しています。
またグランドオープンに先駆けて、5月13日、5月14日の二日間プレオープンとしてお店を開けます。
当NPOとしても竹田氏とくろすろーどのチャレンジを全力で応援していきます。
近くにおこしの方は是非一度足を運んでみてください。

訂正とお詫び
本記事の元の文章では、すでに開店みたいに書いていましたが開店日は5月20日でした。
誤解を招くような文章を書いてしまいすいませんでした。
ここに訂正とお詫びをいたします。

備前焼のまち伊部のバー「くろすろーど」
〒705-0001 岡山県 備前市伊部1389‐2
Faceook:https://facebook.com/Bar-くろすろーど-1027487943999162/
岡山県備前市伊部駅近くにある西洋風の落ち着いた雰囲気のバー