2016年10月14日金曜日

備前焼まつり(10/15・16)


長い期間ご無沙汰していました。
明日、明後日(10/15、16)に備前焼伝統産業会館及びJR伊部駅周辺で行われる備前焼まつりについてご案内致します。

備前焼まつりはその名の通り備前焼の里備前市伊部で行われるお祭りで、毎年10万人規模の人が訪れる備前市最大のイベントです。
備前焼まつりは備前焼の展示・即売、ろくろ体験といった備前焼関連の催し事に加えて、コンサートや踊りのステージイベント、各種出店など楽しめる催しが沢山あります。

以下、お祭りで行われる主な催しです。

備前焼関連

備前焼オブジェの除幕式、備前焼の展示・即売、ろくろチャレンジ、ろくろ実演、福袋
備前焼ミュージアムでは15日、備前焼まつりに合わせて人間国宝伊勢崎淳先生作の巨大な備前焼モニュメントの完成除幕式が行われます。
モニュメントは史跡伊部南大窯を支えていた柱をモチーフにした物だそうです。
備前焼の展示・即売では例年備前焼のUSBメモリー等ユニークな作品が出展されます。福袋の中には人間国宝の作品が入った福袋もあるそうです。
思わぬ堀出し物や価値ある一品に出会う可能性もあります。

ステージイベント
日本舞踏家集団の公演、阿波踊り、ピアノコンサート、ブラスバンド等
備前焼まつりはステージイベントも充実しています。音楽や踊りで祭りを盛り上げてくれるでしょう。
備前焼作家によるブラスバンドの演奏も行われます。

その他の催し

その他、出店や抽選会等たくさんの催しが予定されています。
天津神社と履掛天神宮では茶席を用意しています。
出店では地元の名物日生カキオコも出展販売されます。

その他備前焼まつりには本稿では紹介しきれないくらい沢山の催しがあります。
詳しくは主催の備前焼陶友会のHPでご確認ください。
沢山の方に来て頂き楽しんで頂けたらと思っています。

※注意点
明日と明後日には備前焼祭り会場周辺では大変な混雑が予想されます。お気をつけてお越し下さい。
臨時の電車やバスも運行されます。詳しくは備前焼陶友会のHPをご参照ください。

備前焼まつり
日時:10月15日9:00~17:30、16日9:00~16:30
会場:備前焼伝統産業会館及びJR伊部駅周辺
主催:備前焼まつり実行委員会・備前市・協同組合岡山県備前焼陶友会
備前焼陶友会HP“備前焼まつり”:http://touyuukai.jp/buy.html#cont02

2016年9月16日金曜日

いんべ灯街道夜市(9/17)


直前の告知になって申し訳ありませんが、明日17日に備前市伊部において"いんべ灯街道夜市"というイベントが開催されます。

その名のとおり伊部の街道をろうそくの灯や光などでライトアップします。
不老川では、造形作家山形忠正氏の作品によって川が光で彩られて一面がホタルのいるような光景が拝めます。
街道や川が光で照らされ美しく幻想的な雰囲気に包まれます。
カップルの方にはお勧めです。

いんべ灯街道夜市の名前の通りで店の出店もあります。
和太鼓の演奏やソプラノ歌手のコンサート、スタンプラリー抽選会といったイベントも開催されます。
今週末の予定の決まっていないという方は、明日は是非伊部まで来てみてください。

いんべ灯街道夜市開催要項
日時
2016年9月17日18:00~21:00
場所
伊部駅前通り・不老川・天津神社

開催イベント
本部(伊部駅前通り):スタンプラリー抽選会(20:00~)・夜市・
西会場(不老川):長船名刀和太鼓のライブ(19:30~)・造形作家山形忠正氏「SEI∞備前ホタル」不老川インスタレーション
東会場(天津神社):竹あかり点灯式(17:45~)・ソプラノ歌手村上彩子氏ミニコンサート(19:00~)

※天候によって一部のイベントが中止になる場合があります

お問い合わせ
いんべ100万人プロジェクト委員会事務局
岡山県備前市伊部1530番地(備前焼ギャラリー喫茶里房)
電話:0869-64-1187

主催
いんべ100万人プロジェクト委員会事務局
協賛
いんべ100万人プロジェクト加盟店
協力
協同組合岡山県備前焼陶友会青年部・伊部青少年健全育成会・伊部小学校・地域の皆さん
後援
備前市・備前信用金庫・協同組合岡山県備前焼陶友会
助成
公益財団法人福武文化振興財団

2016年9月6日火曜日

天津神社子ども教室で制作の茶碗と風鈴、備前陶芸センターで窯焚きへ


先月5日の天津神社子ども教室2日目よりおよそ一ヶ月、子ども達が作った備前焼の茶碗と風鈴がついに窯焚きの時を迎えます。
窯焚きに使うのは備前陶芸センターの窯で、今月中旬頃には窯焚きが終わり完成する予定です。
完成が今から楽しみです。

※写真は窯に詰める前の茶碗と風鈴です。

ここで簡潔に備前陶芸センターについてご紹介させて頂きます。
備前陶芸センターは備前焼作家の団体備前焼陶友会が運営する施設で、備前焼作家育成のための公的な教育研修機関となっています。

備前陶芸センターは当NPOメンバーの備前焼作家と関わりが深く、木村茂夫氏(木村興楽園)や木村宏造氏(木村一陽窯)は指導的な立場で運営に携わっています。
木村茂夫氏、森泰司氏(森宝山窯)、日幡寿氏(天津神社)は備前陶芸センターの卒業生で陶芸の技術を学んでいます。
備前陶芸センターの運営、研修生の指導、催し事の開催にも当NPOメンバーの備前焼作家は深く関わっています。

興味を持たれた方は是非備前陶芸センターを訪れてみてください。
備前陶芸センターは見学の他、備前焼体験教室等も開催しています。

 

備前陶芸センター


〒705-0001 岡山県備前市伊部974-2
電話:0869-64-2453(平日9:00~17:00)
FAX:0869-64-2469
eメール:bizentogeicenter@ceres.ocn.ne.jp
HP:http://bizen-tougei.okayama.co/
※土・日・祝日・お盆・年末年始は休み

木村興楽園の窯焚き終了、作品が完成

木村興楽園(当NPOメンバー)の窯焚きが終わりました。

先週の23日に私(筆者)が見学で木村興楽園を訪れたときは、窯焚きの真っ最中で木村興楽園の若手作家木村邦生氏がその窯焚きの様子を見せてくださいました。
そのときの様子は先週公開した本ブログの記事お伝えしていますので、先週23日の窯焚きの様子についてはその記事をご参照ください。
>木村興楽園で窯焚きを見学(8/23)

そして今週の8/30に再び木村興楽園を訪れ、完成した作品いくつかを木村興楽園の備前焼作家木村茂夫氏(木村邦生氏の父)に見せて頂きました。

まずは木村茂夫氏自らご自身の作品を見せてくださいました。


美しい土の色の酒器でぬくもりを感じます。お酒のおいしさを引き出してくれるでしょう。


重厚感あふれる花入れができました。
備前焼の特色である土の色は花の鮮やかな色と美しい対称を成し、花の色を引き立たせてくれるでしょう。

続いて木村茂夫氏のご子息の木村邦生氏作の花入れを見せて下しました。
繊細な作りの作で、親子でともに花入れを作りながらその作風に違いが出ています。
息子として伝統を受け継ぎつつ自らの個性を出していこうという努力と工夫を感じます。

もう一品木村邦生氏の作品を紹介させて頂きます。
 
鳳の絵が彫られた皿でこの作品もまた繊細な美しさを感じます。
先週の窯焚きで作った作品ではありませんが、木村邦生氏の個性を感じれる作品になっています。

こうして親子の作品を見比べると今度の窯焚きでは、父である木村茂夫氏の作品は大御所の作家らしく重厚なスタイルの作品を、息子の木村邦生氏は繊細で細やかな作品をそれぞれ作っています。
機会がありましたら木村興楽園に足をお運びいただいて、木村茂夫氏・邦生氏親子の作品を見比べてそのスタイル、こだわりの違いを感じて楽しんでください。

 

木村興楽園 


〒705-0001 岡山県備前市伊部667
電話:0869(64)2064
FAX:0869(64)2864
営業時間:9:00~18:00
休み:1月1日
駐車場2台
窯の見学可(※予約不要)

2016年8月28日日曜日

木村興楽園で窯焚きを見学(8/23)


去る8月23日、当NPOメンバーの木村興楽園を訪れ備前焼の窯焚きを見学してきました。
私(筆者)が訪れたときには備前焼作家木村邦生氏(木村興楽園の木村茂夫氏のご子息)が窯焚きをしていて、窯焚きをその場で見せてくださいました。


窯焚きは備前焼制作の中でも特にデリケートな工程です。
窯焚きは窯の温度を1000℃以上に上げて、内部の温度を均一に保ちながら最低数日間掛けて焼き上げます。
そして窯内部の温度をコントロールするのに、作家さん同士で数人単位のグループをいくつか作り交代で24時間窯の番を焼き上がるまでします。

窯の番の間は常に窯の近くで待機しておく必要があります。
温度計をチェックしつつ時折薪を投入して温度をコントロールする必要があるためです。
高温の窯近くででこの作業を長時間窯焚きの終わるまで交代で続けます。


今は夏場なので窯周辺に立つだけで汗が吹き出てきました。
スマートフォンのカメラで写真を撮ろうとしたら高温で一時カメラの動作が止まったりもしました。

心身ともに厳しい作業です。
こうした困難な作業を経て作品が仕上がった時の感動は大きいでしょう。
木村興楽園の木村茂夫氏は窯焚きが終わって作品を窯出しする時が「作家として一番報われる瞬間」と言っておられます。
(本ブログの記事「NPO会員リレーインタビュー第三弾・木村茂夫(木村興楽園) 」より)

今度の窯焚きで作られる作品には木村茂夫氏・邦生氏親子の力作が含まれています。
きっと素晴しい作品に仕上がるでしょう。
その作品も完成後に本ブログで紹介させて頂きたいと思っています。

窯焚きは備前焼の奥深い世界に触れられる貴重な機会なので、機会がありましたら是非体験してみてください。

天津神社子ども教室2日目(8月5日)

ご無沙汰していました。
遅くなってすいませんが3週間前の天津神社子ども教室2日目(8月5日)の模様についてお伝えします。

天津神社子ども教室2日目は子ども教室の目玉というべき備前焼づくりと茶道体験が行われました。


 備前焼づくりでは地元の伊部小学校の一室で茶碗と風鈴を作りました。
講師のは木村興楽園の備前焼作家木村茂夫先生(当NPOメンバー)に最初に作り方を示して頂き、その後参加者全員で制作に取りかかりました。


制作ではそれぞれの個性がよく出て、同じ作り方で作ったはずなのに形や大きさがみな違っていました。
備前焼の難しさと良さを実感できました。


備前焼づくりの後、天津神社に移動して茶道体験を行いました。
茶道の先生方を神社にお招きし作法に則ってお茶を頂きました。
最近では大人でも茶道体験は珍しいことだと思われます。
子どものうちにこういう体験ができたのは後の大きな財産になっていくでしょう。

茶道体験の終わりに写真撮影を行って天津神社子ども教室2日目は終わりました。

子ども教室1日目と同様に2日目も備前焼作家さんや地元の方が運営に協力してくださいました。


当NPOメンバーでは天津神社が子ども教室を主催して行い、木村興楽園の備前焼作家木村茂夫氏は先生として備前焼づくりを指導しました。
神社教室2日目に参加した備前焼作家さんは、子ども達に備前焼の作り方を教えたり、子ども達が作った備前焼の形を直したり整えてくださいました。
茶道の先生方にもお忙しい中時間を頂き教えにきてくださいました。子どもに飲み易いようお茶も用意してくださいました。
地域の方には準備や後片付けでお世話になりました。

協力して頂いた皆さんのおかげで天津神社子ども教室2日目も無事終えられました。
皆さんお疲れさまでした。そしてありがとうございました。

次は今年最後の子ども教室になります。
間は空きますが子ども教室最終日は12月17日で、お正月のお飾りづくり等を予定しています。
奮ってご参加ください。


天津神社子ども教室要項

・日時・場所・内容
1.一日神社体験
7月29日15:30~20:30、伊部天津神社
伊部の歴史、神社の説明、工作(あんどん作り)、オリエンテーリング、他

2.備前焼と茶道体験
8月5日9:00~12:30、伊部天津神社及び伊部小学校
茶道体験、備前焼の話、備前焼作り、他

3.お飾り作り教室
12月17日9:00~11:00、伊部天津神社
お正月の話、新しい年を迎える準備、お飾り作り(お正月に飾り、歳神様を迎えます。)、他

・対象者・定員
小学校3~6年生の男女20名程度

・参加費
1,500円(全3日間分)

・参加要件
原則として3日間すべての日程に参加可能なこと

・お申し込みとお問い合わせ
伊部天津神社(岡山県備前市伊部629)
電話:0869-64-2738

2016年8月1日月曜日

柴岡力・久兄弟作陶展〜青い備前〜(8/10〜15、天満屋広島八丁堀7階段美術画廊)


当NPOメンバーの柴岡陶泉堂の柴岡正志氏の子息、柴岡力氏・久氏が8月10〜15日に天満屋広島八丁堀にて兄弟作陶展を行います。
柴岡家が代々得意としてきた青備前を中心としつつ、青備前以外にもバリエーションに富んだ作品展になっています。


柴岡正志氏の長男柴岡力氏は柴岡家伝統の青備前の技術継承に取り組む一方で、最近人気の高まる細工物でユニークな作品を多数作り出しています。
話題の岡山駅構内の備前焼ガチャにも作品を提供し、最近力氏の作品を目にした方もおられるのではないでしょうか。
柴岡正志氏の次男柴岡久氏は兄同様青備前に力を入れ、岡山で個展を開催し2010年、2013年には瀬戸内芸術祭にも参加しています。

兄弟そろって伝統の継承に尽くしつつ、実力派の若手作家として新しい境地を開拓しています。
伝統と革新の融合した備前焼の世界をご堪能ください。

柴岡力・久兄弟作陶展〜青い備前〜
天満屋広島八丁堀7階段美術画廊(広島市中区胡町5ー22)
8月10〜15日午前10時〜午後7時30分(※最終日15日は午後4時まで)

柴岡兄弟プロフィール

柴岡力(しばおか ちから)
柴岡陶泉堂現当主三代目柴岡香山氏(柴岡正志氏)の長男
1974年生まれ
1994年 備前陶芸センターで学ぶ
1995年 祖父と父のもとで作陶の道へ
受賞歴は、日本伝統工芸支部展・県展・一水会陶芸展各入選、備前陶心会展日本工芸会中国支部賞など

柴岡久(しばおか ひさし)
柴岡陶泉堂現当主三代目柴岡香山氏(柴岡正志氏)の次男
1977年生まれ
2000年 備前陶芸センターで学ぶ
2001年 父と兄のもとで作陶の道へ
受賞歴は県展・一水会展各入選

天津神社子ども教室1日目

先月29日に行われた天津神社子ども教室1日目の模様についてお伝えします。

天津神社では、地元の子ども達に地域や神社の伝統や文化について学ぶ子ども教室を毎年開催しています。
今年の天津神社子ども教室の1日目は先月29日(7/29)に行われました。


最初に神前結婚の体験が行われました。
子ども教室に参加した子どもの中から代表して男女1組のカップルが新郎新婦役として結婚の誓いを神前で立てました。
これは子ども教室の一環なので実際に式を挙げるわけではありません。
ただし、神前でお互いを慈しみ合い幸せな家庭を築く誓いを立てるという体験ができたことは、子ども達にとって後々大きな財産になってくるでしょう。
そして子ども教室に参加した子ども達の誰かが、十年後、二十年後に天津神社で実際に式を挙げてくれることを楽しみにしています。


神前結婚の次は行灯作りをしました。
はさみや糊(のり)等で行灯を手作りしました。


 途中夕食をはさみ行灯を作った後はその行灯で山道を歩きました。
ライト等の現代的な道具は一切使わず行灯の光のみを頼りに、傾斜やつまずきに気をつけながら暗い山の夜道を歩きました。
山道を歩くこと自体最近の子どもには珍しい経験だったと思われますが、自分の作った行灯のみで行う山歩きは格別な経験になったでしょう。
神社の方は"スイッチ一つで光がつくありがたみ"を子ども達に理解してほしいと話していましたが、十分にその気持ちは伝わったと思います。


行灯作りと山歩きの後は神話の読み聞かせを行いました。
読み聞かせのテーマになったのは有名な因幡の白うさぎのお話です。
子ども達が読み聞かせを通して何かを学び取ってくれたものと思います。

読み聞かせの後は、天津神社の日幡宮司と子ども教室の手伝いにきて頂いた木村興楽園の木村茂夫氏(二人ともに当NPOのメンバー)が締めくくりの挨拶を行い天津神社子ども教室1日目は終わりました。

天津神社子ども教室には主催者である天津神社の日幡宮司、木村興楽園の木村茂夫氏、保護者者や地域の方々が運営面で力を尽くしてくださいました。
おかげで厳粛でありながら楽しめて貴重な教訓にもなり得る子ども教室になりました。
本当にお疲れさまでした。

次の子ども教室は8月5日に行われます。
夏休み期間中では最後の子ども教室になります。
内容は天津神社子ども教室と言うべき備前焼作りが含まれています。
奮ってご参加ください。

天津神社子ども教室要項

・日時・場所・内容
1.一日神社体験
7月29日15:30~20:30、伊部天津神社
伊部の歴史、神社の説明、工作(あんどん作り)、オリエンテーリング、他

2.備前焼と茶道体験
8月5日9:00~12:30、伊部天津神社及び伊部小学校
茶道体験、備前焼の話、備前焼作り、他

3.お飾り作り教室
12月17日9:00~11:00、伊部天津神社
お正月の話、新しい年を迎える準備、お飾り作り(お正月に飾り、歳神様を迎えます。)、他

・対象者・定員
小学校3~6年生の男女20名程度

・参加費
1,500円(全3日間分)

・参加要件
原則として3日間すべての日程に参加可能なこと

・お申し込みとお問い合わせ
伊部天津神社(岡山県備前市伊部629)
電話:0869-64-2738

2016年7月30日土曜日

"Discovery Bizen"と"BIZENカケラパスポート"

先々週の本ブログの記事で紹介させて頂いた備前市伊部の複合イベント"Discovery Bizen"(7/24〜8/4)の期間中には様々なイベントが予定されています。

本記事では、イチ押しのイベント"BIZENカケラパスポート"(7/24・30・31)を中心に"Discovery Bizen"を紹介させて頂きます。

BIZENカケラパスポートとは"Discovery Bizen"の期間中に開催されるイベントの1つで、備前焼の陶片を見つけながら伊部駅周辺の窯元や店舗、施設を巡るスタンプラリーです。


スタンプラリーの出発点はJR伊部駅構内の"備前焼伝統産業会館"の2階受付または不老川近くの"伊部つながり西休憩所"になっています。
2カ所の出発地点のどれか1カ所で参加費200円を支払い、カケラ(備前焼の陶片)、カケラパスポート(伊部駅周辺の地図の書かれた紙片)およびパスポートのケースがもらいます。

伊部駅周辺の16カ所の窯元や店舗のどこかに、現代アート作家工藤あゆみ先生の「ひとかけらの詩(ウタ)」と言われる備前焼陶片作品が展示されています。


「ひとかけらの詩」を見つけたら、出発地点でもらった陶器にスタンプを押してもらえます。

そしてカケラ、カケラパスポートを携えて「ひとかけらの詩」を探してスタンプを集め、伊部駅周辺を巡るのが"BIZENカケラパスポート"の趣旨となっています。
10カ所で陶片を見つけた方及び16カ所全てで陶片を見つけた方には出発地点でプレゼント(数量限定)が用意されています。

「ひとかけらの詩」を展示している伊部駅周辺の窯元のうちの6カ所(木村興楽園、木村一陽窯、木村桃蹊堂、宝山窯、柴岡陶泉堂、伊勢崎創氏)は当NPOのメンバーになっています。

「ひとかけらの詩」を見つける過程で訪れたそれぞれの窯元の作家の作風やこだわりを見比べてみてください。

不老川には、備前焼陶片作品を制作した工藤先生の"ビゼンムジカ"という作品が展示されています。
スタンプラリーの休憩として川に涼みに立ち寄って"ビゼンムジカ"を鑑賞してみるのも風流だと思います。

BIZENカケラパスポートの第一日目(7/24)は終了しましたが、今日と明日(7月30・31日)に再び開催されます。


その他に"Discovery Bizen"(7/24〜8/4)の期間中には伊部駅構内や備前焼ミュージアム、天津神社でも作品の展示や催し事が予定されています。
展示物の中には手で触ったり音楽を奏でたりすることも可能な作品もあります。
アート作品の制作や移動式茶室等、参加者が能動的に楽しめる催しも予定されています。

"Discovery Bizen"の期間中(7/24〜8/4)は伊部駅周辺全体が芸術を楽しむ空間になっています。
夏休み前半は是非伊部まで足を運んでみてください。

"Discovery Bizen"(7/24〜8/4)
7月24〜8月4日(※BIZENカケラパスポートは7月24・30・31日)

お問い合わせ
主催 :備前アートプロジェクト実行委員会主催
共催:いんべ100万人プロジェクト委員会・備前市
日時:2016年7月24日(日)〜8月4日(木)
Facebook:https://www.facebook.com/DiscoveryBizen/
メール:discoverybizen@gmail.com
電話:0869-64-1837 (備前市文化スポーツ課)

2016年7月22日金曜日

天津神社子ども教室(7/29、8/5、12/17)


学生さんには待ちに待った夏休みシーズンが到来しましたが、保護の方々にはお子さんにいかに有意義な夏を送ってもらうか悩ましい時期ではないでしょうか?


当NPOメンバーの天津神社では、親子で備前・伊部の伝統・文化を学べる、
"天津神社子ども教室"という催しを今夏・冬(7/29、8/5、12/17)に予定しています。


天津神社子ども教室では、バラエティに富む体験や学習を予定しています。
伊部の歴史や神社についての学習、神話の読み聞かせ等を通じて地元の伝統や文化を学べます。
工作(あんどんやお飾り作り)、オリエンテーリング、茶道、備前焼作り等の体を動かして行う実践的な体験学習も用意しています。

地元の伝統や文化を正しくお子さんに伝えたいという保護者の方にはお勧めです。
親子同席で参加可能なので夏休みの良い思い出にもなりますし、夏休みの宿題の自由研究や制作物のテーマとしても良いでしょう。

奮ってご参加ください。

天津神社子ども教室要項

・日時・場所・内容
1.一日神社体験
7月29日15:30~20:30、伊部天津神社
伊部の歴史、神社の説明、工作(あんどん作り)、オリエンテーリング、他

2.備前焼と茶道体験
8月5日9:00~12:30、伊部天津神社及び伊部小学校
茶道体験、備前焼の話、備前焼作り、他

3.お飾り作り教室
12月17日9:00~11:00、伊部天津神社
お正月の話、新しい年を迎える準備、お飾り作り(お正月に飾り、歳神様を迎えます。)、他

・対象者・定員
小学校3~6年生の男女20名程度

・参加費
1,500円(全3日間分)

・参加要件
原則として3日間すべての日程に参加可能なこと

・お申し込みとお問い合わせ
伊部天津神社(岡山県備前市伊部629)
電話:0869-64-2738

今夏の備前・伊部では天津神社子ども教室やDiscovery Bizen等、注目のイベントが予定されています。
今年の夏は是非備前に足をお運びいただき有意義な夏をお過ごしください。

備前焼タウンプロジェクト定期会合7/20


 一昨日(7/20)の当NPOの定期会合についてご報告致します。
一昨日の当NPOの会合は6人もの学生さんに参加を頂き、大変フレッシュで活気にあふれた会になりました。

学生さんはそれぞれの研究活動やインターンシップの一環として定期会合に参加してくれて、備前焼や備前市の振興案についてプレゼンをしてくれました。

備前焼についてはよく勉強していて、釉薬をつかわずに鮮やかな色彩を実現する技術は大変高度で世界的にも珍しく、その独自性をもっとアピールすべきという意見を頂きました。

備前市の観光客おもてなしの際の改善点にも率直で鋭い意見を提示してくれました。
SNSとアプリを駆使した観光案内や土ひねりの外国語対応、モモチャリのような自転車レンタルサービス等、学生ならではの柔軟で斬新な提案が沢山出ました。

その中でも特にNPOメンバーの関心を得た振興案があります。
地域振興の大きなエンジンとなり得る案でNPOメンバーとしては是非とも実現すべき案と考えています。
秋に備前で行われる備前焼祭りや伊部祭りに関連した企画です。

それ以上の詳しい中身については実現したときのお楽しみとさせて頂きます。
NPO一丸となって実現に動きますので、そのときを楽しみにお待ちください。

2016年7月14日木曜日

DiscoveryBizen~いんべ探検隊~(備前アートプロジェクト実行委員会主催,備前市伊部駅周辺,7/24〜8/4)


2016年7月24日(日)〜8月4日(木)に備前市伊部で複合型のイベント"Discovery Bizen~いんべ探検隊~"(備前アートプロジェクト実行委員会主催,備前市伊部駅周辺,7/24〜8/4)が開催されます。
"Discovery Bizen~いんべ探検隊~"とは様々な催しと芸術作品の展示を複合した体験型のイベントです。
当NPOからは、主要なメンバーが(木村興楽園、木村一陽窯、木村桃蹊堂、宝山窯、柴岡陶泉堂、伊勢崎創氏、天津神社)が本イベントに協力しています。


展示物としては備前市の伊部駅周辺や不老川周辺に備前焼とコラボした現代作家の作品が展示されます。
催し事では備前焼体験の王道である土ひねり体験に加えて、移動式茶室、まち歩き等が伊部駅周辺及び不老川沿いで予定されています。

伊部本ブログの記事「伊部むかし夜市開催(7/30・31、伊部駅周辺)」で紹介させて頂いた、伊部むかし夜市(いんべ100万人プロジェクト委員会主催)もDiscovery Bizenを構成する催しの一つになっています。
昼はDiscovery Bizen、夜は伊部むかし夜市と二重に楽しむこともできます。

夏休み前半の目玉イベントとして子どもも大人も楽しめるイベントになっています。
奮ってご参加ください。

お問い合わせ
主催 :備前アートプロジェクト実行委員会主催
共催:いんべ100万人プロジェクト委員会・備前市
日時:2016年7月24日(日)〜8月4日(木)
Facebook:https://www.facebook.com/DiscoveryBizen/
メール:discoverybizen@gmail.com
電話:0869-64-1837 (備前市文化スポーツ課)

2016年7月5日火曜日

伊部天津神社夏越大祓式


伊部天津神社にて6月30日に行われた夏越大祓式に参加してきました。
夏越大祓(なごしおおばらい)式とは厄よけの神事で毎年6月30日に行われます。


式には人形(ひとがた)と言われる人の形を模した紙に自分と家族の名前、年齢、干支を書いて持参します。
そして神社の境内に設えた竹と茅(ちがや)と言われる草で作った輪を数字の8の字を描くようにくぐります。
こうすることで厄を除いて文字通り健康に夏を過ごせるそうで、式には地元の方がたくさん訪れていました。

皆さんも厄のない良い夏を過ごせますように。

2016年6月26日日曜日

天満屋岡山店にて伊勢崎創陶展開催中(28日まで)


天満屋岡山店5階美術ギャラリー(岡山県岡山市北区表町2丁目1番1号)にて、当NPOメンバーの備前焼作家伊勢崎創氏の陶芸展「伊勢崎創陶展」(2016年6月22日〜2016年6月28日)が開催されています。


伝統を感じる重厚な作品から斬新デザインの現代的作品までそろっています。
作品ごとの色彩の違いも豊かで訪れた人の目を魅きつけていました。
会場には女性や若い方が多く訪れていたのが印象に残りました。

「伊勢崎創陶展」は28日まで開催されています。
年齢や性別を問わずたくさんの方が楽しめる作品展になっています。
是非一度足を運んでみてください。

伊勢崎創(いせさき そう)

父は岡山県重要無形文化財保持者の伊勢崎満氏
叔父は人間国宝の伊勢崎淳氏
山下譲治氏に師事
1968年生まれ
1996年 第四十三回日本伝統工芸展入選、以降現在までに入選11回
1997年 岡山県美術展県知事賞受賞
2004年 日本工芸会正会員に認定
2007年 日本伝統工芸中国支部五十周年記念展 岡山県教育委員会教育長賞受賞
2011年 伝統工芸陶芸部会展 日本工芸会賞受賞
2013年 第五十六回日本伝統工芸中国支部展 日本工芸会賞受賞
2015年 第六十二回日本伝統工芸展入選

伊勢崎創陶展
岡山天満屋美術ギャラリー (岡山県岡山市北区表町2丁目1番1号・天満屋岡山店5階)
2016年6月22日〜2016年6月28日

2016年6月24日金曜日

"備前焼タウン通信"発行の新聞記事が山陽新聞東備版に掲載


6月19日山陽新聞朝刊東備版に、当NPOの公式メールマガジン"備前焼タウン通信"発行の新聞記事が掲載されました。

6月6・15日の当NPOへの山陽新聞社の取材をもとに、取材を担当してくださった山陽新聞備前支局の方が記事を書いてくださっています。

Facebook・メルマガ・ブログを連携して情報発信していくこと、備前焼や地域に根差したネタを提供していくこと等
本メルマガの根幹の部分についてしっかり言及して頂いています。

当NPOの福圓理事長の写真写りも見栄え良く、NPOメンバーにも大変好評でした。

重ねてになりますが、山陽新聞社備前支局の方には丁寧な取材と質の高い記事を書いて頂き大変ありがとうございました。

備前焼タウンプロジェクト一同深く感謝申し上げます。
当NPOの新聞記事をより一層の情報発信の強化につなげていきます。

2016年6月19日日曜日

伊部むかし夜市開催(7/30、伊部駅周辺)

今月30日(7/30)に、JR伊部駅前通りにて"伊部むかし夜市"が開催されます。
伊部むかし夜市は備前では毎年夏恒例のお祭りになっています。

主催はいんべ100万人プロジェクト委員会が主催するお祭りで、同団体は当NPO同様に備前地域の活性化と備前焼振興のために活動しています。

いんべ100万人プロジェクト委員会は当NPOとも関係があり、当NPOの会員数人は同団体のメンバーを兼任しています。
(いんべ100万人プロジェクト委員会と同団体の活動についてはまた別の機会に紹介させて頂きます。)

伊部むかし夜市では、抽選会等のイベントが催されています。各種の食べ物を売る出店もあります。
皆様お誘い合わせの上お越し下さい。

お問い合わせ
いんべ100万人プロジェクト委員会
電話:0869-64-1187

写真提供
http://www.inbe-info.com/%E6%97%85%E3%81%AE%E3%81%97%E3%81%8A%E3%82%8A/%E3%81%8A%E7%A5%AD%E3%82%8A-%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/%E3%82%80%E3%81%8B%E3%81%97%E5%A4%9C%E5%B8%82-%E7%81%AF%E8%A1%97%E9%81%93/

訂正とお詫び

本記事に誤って違うイベントの写真を掲載していました。
記事の内容にも誤っていた箇所がありました。
誤って掲載していた写真はすでに削除し、記事の内容も誤っていた箇所の文章は訂正しています。
大変申し訳ありませんでした。

備前焼タウンプロジェクト協議会

備前天津神社・夏越大祓式(なごしおおはらいしき)


今月30日(6/30)に備前天津神社にて夏越大祓式(なごしおおはらいしき)という神事が行われます。

夏越大祓式とは、無事夏を超すために行われる招福・除災の神事で六月の晦日(六月の末日)に行われます。

式では、丈を軸にして茅(ちがや)を巻いた大きな輪をくぐり超すことが祓いになります。

基本的には地元住民向けのイベントになりますが、地域外の方の参加も参加できます。

式には人形(ひとがた=人の形をした紙)にご家族の年齢・お名前・干支を書き、人形に行きを吹きかけて参加してください。
人形は神社の社務所にて配布しています。

みなさんに幸ある夏が訪れますように。

天津神社 
〒705-0001 岡山県備前市伊部628
電話:0869-64-2738

山陽新聞社の取材完了


先日15日(6/15)に山陽新聞社の方が再び取材に来てくださいました。
今月6日(6/6)同様に山陽新聞社の備前支局の方が取材に来てくださいました。

15日の取材では当NPOの福園理事長が主に対応し、写真撮影と当NPOの活動や情報発信についていくつか質問を受けました。

取材対応がうまかったとは断言できませんが、記者の方が話し易い雰囲気を作ってくださったので緊張せず終始穏やかに取材を受けられました。

15日で取材は完了したそうで、後は記事になるのを待つだけになります。

15日は当NPOの定期会合の日でもあり、取材の後には食事を交えながら記者の方と当NPOメンバーで活発な意見交換や議論ができました。

記者の方には今後の当NPOの活動について貴重な助言や示唆を多く頂きました。
私たちNPOにとっては大変貴重で有意義な経験になりました。

取材に来た記者さん、本当にありがとうございました。

2016年6月7日火曜日

地元山陽新聞社の取材を受ける

昨日、地元山陽新聞社の取材を受けました。 取材に来てくださったのは山陽新聞社備前市局の支局長の方です。


NPO備前焼タウンプロジェクトとしては初の本格的な取材になりました。
取材では主に、情報発信を中心とした当NPOの取り組みについて質問を受けました。
受け答えがしっかりできたか自信はありませんが、記者さんに受け答えし易い雰囲気を作ってくださったおかげで思ったより緊張せずに取材を終えられました。


取材の中では備前焼や地域の振興のついて意見交換もあり、私たちにとって大きな助言や示唆になりました。
当NPOにとって大変有意義で貴重な経験ができました。

後日写真を追加で撮影するそうなので、記事が出るのはしばらく掛かると思われます。
正式に記事が出ましたらブログでも取り上げますので、続報をお待ちください。  

履掛天神宮(くつかけてんじんぐう)


JR播州赤穂線伊部駅に下車後、道路を渡り西にしばらく行くと伊部を流れる不老川が見えてきます。
その不老川沿いにある履掛天神宮(くつかけてんじんぐう)と言われる神社があります。
正確な設立年次は分かりませんが、菅原道真公が西国下向時に立ち寄ったという言い伝えがあり、非常に由緒正しく千年以上の長い歴史を持つ神社です。


備前伊部と道真公の縁は深く、伊部は昔菅原一族の荘園領でした。その縁により履掛天神宮は道真公を祀っています。
「履掛(くつかけ)」という名前は、道真公が西国下向時に伊部に立ち寄った際に履(くつ)を掛けた石が神社の境内にあったことに由来しています。
今でもこの石は神社の境内に祀られています。
 現在は神社の境内の一部が公園になっており、地元の憩いの場になっています 。

当NPOの公式Facebookページのカバー写真に履掛天神宮の鳥居の写真を使わせて頂いています。

履掛天神宮(くつかけてんじんぐう)
岡山県備前市伊部1559

参考
岡山県神社庁HP
http://www.okayama-jinjacho.or.jp/cgi-bin/jsearch.cgi?mode=detail&jcode=07127

http://www.okayama-jinjacho.or.jp/cgi-bin/jsearch.cgi?mode=detail&jcode=07124